【フクシマ・レポート】
9月16日(日)17日(月)と岡山ブロック協議会 災害復興支援委員会によります、
「東北現地支援事業~東北に皆が心を寄せ、真の復興へinふくしま」に参加して参りました。
1日目にはNPO法人ハッピーロードネット西本由美子理事長による「大震災の体験とこれからの頑張り」と題した講演会があり、ご自身がお住まいの広野町を中心とした原発問題に対する苦悩と、世論から置き去りにされつつある被災地の現状を切実に語っておられました。
2日目には早朝より立ち入りが制限されている警戒区域内の現状を視察。
今回は浪江JCの特別な許可申請の元、LOM支援のために警戒区域内へ。
立ち入りが厳しく制限されているため、倒壊した家屋の復旧は手つかずのままで実際の家屋被害調査すら進んでないのが現状のようです。
(被災者の方々の感情を考慮し、写真は1枚のみの掲載としておりますこと、ご容赦ください。)
午後からは南相馬に場所を移し、浪江町復興推進課 玉川啓 主幹による「原子力災害、その事実、そして私たちの役割」と題した講演会に。自分たちの子どもの世代に対して責任もって復興を成し遂げようとする力強いお話を頂戴いたしました。
講演の後は福島ブロック協議会のメンバーも参加して4グループに分かれて「私たちにできる継続的な復興のカタチ」をテーマにワークショップを行い、JCとして、個人として、経済人として支援できることの発表を行いました。
・・・東日本大震災がもたらした原子力災害は、現地の復旧・復興に大きな障壁となっているようです。
遅々として進まない国の復興支援政策に憤りを感じ、社会的にも経済的にも絶望的な困難に直面している地元住民存在を常に発信していけるのは、私たち青年会議所以外にありえません。
志を同じくするJCメンバーへ広く伝播し、真の復興に向けた運動が今後も展開されるよう、息の長い復興支援活動の一助となれば幸いに感じました。
最後に、この度の震災でお亡くなりになられました方々のご冥福を改めてお祈りしますとともに、被災地の方々が1日も早く普段の生活に戻れますことを切にお祈り申し上げます。
岡山ブロック協議会 災害復興支援委員会 須江委員長をはじめとされます委員会メンバーの皆様、この度は大変お世話になりました。
理事長 中村雅則