2012年1月6日 金曜日|

積 極 果 敢~本気でやれば、楽しいから!~

【 基 本 理 念 】

飽くなき探究心と軽快なフットワークで次代の先駆者となれ!

2012年度理事長所信

第40代理事長  中村 雅則




【はじめに】 

2011年3月11日、戦後最大級の国難と言われるほど甚大な被害をもたらした東日本大震災が発生しました。未曾有という言葉がこれほど日本中の人々の心に深く刻み込まれたことはなかったのではないのでしょうか。

多くの尊い命が犠牲になりました事に衷心より哀悼の意を表するとともに、被災された方々には心よりお見舞いを申し上げ、一日も早く普段の生活に戻れる事をお祈り申し上げます。長期にわたる被災地復興を見据え、今こそJCの組織力を発揮し地域や日本が元気に復興を遂げるよう、「がんばろうNIPPON 確かな一歩を踏み出そう」を合言葉に私たちも必要な支援や協力を惜しみなく行って行きます。




【創立40周年を迎えて】

1973年11月に全国で528番目のLOMとして誕生した高梁青年会議所は、本年創立40周年を迎えます。
今日まで私たちがこの地域において「明るい豊かな社会の実現を目指す」という共通の想いの元、何の不都合も感じる事無くJC運動に邁進出来たのは、数多くの先輩方が築いてこられた歴史と信頼のおかげです。私たち現役メンバーは諸先輩方の築き上げてこられた歴史を踏まえ、地域から必要とされる青年会議所を目指し、2012年度のJC運動を進める必要があります。
創立40周年を迎える本年は記念式典および祝賀会を開催し、これまで活躍されて来た先輩方々に感謝の意を表し、これからの高梁JCの飛躍を誓う場とします。




【必要とされる団体であるための組織づくり】

2008年12月に公益法人制度改革法が施行され、法人格移行に向けて特別委員会を立ち上げるなどして準備を重ねて参りました。
青年会議所は何のために存在するのか、私たちがやりたいことは一体何なのか、地域や子どもたちは何を求めているのか。
JC運動の根本に立ち返り検討を重ねた結果、一般社団法人格の取得が適当であるとの結論に至り、申請を行います。一般社団法人という新たな法人格を得ますが、青年会議所運動の精神は今後も変わることなく立派に受け継ぎ、地域に必要とされる団体を目指し活動を続けて行きます。
 
また私たち青年会議所は近年積極的にボランティア活動も行っており、先に発生した東日本大震災では発生直後から様々な物的あるいは人的支援を展開して参りました。
当LOMにおいても有事の際には災害復興支援活動規定を活用し、地区・ブロック協議会と情報を共有しながら地域行政や各種ボランティア団体と連携を図り、青年会議所としての役割をしっかり果たして参ります。
予測不能な自然災害に対し、日ごろからの防災・減災に対する意識の確立や向上に注力して行かなければならないと考え、地域における防災あるいは災害復興支援のあり方を検証して参ります。




【積極果敢なJayceeであれ!】

現在使われているJC宣言文の最後の部分に「率先して行動することを宣言する」とあります。今の私たちに足りないのは「率先して行動すること」ではないかと強く感じています。仕事や家庭と、メンバーそれぞれが様々なライフスタイルを抱える中、家族の理解や仲間の協力を得る等、どうにかして青年会議所活動に積極的に参加することにより何かを掴み取ってもらいたいと私は考えます。
地域の仲間との出会いや企業や地域リーダーとしての個人研鑽など、JC活動でしか体験できないことが数多くあります。だからこそJC活動での様々な出会いや資質向上研修などを通して新しい可能性を切り拓き、企業や地域の次代を担うリーダーとして魅力ある人間に成長して行きましょう。

しかしながら近年、青年会議所会員数は全国的に減少傾向にあります。我々高梁JCも例外ではありません。この現状に私たちメンバー一人一人が危機感を持ち、青年会議所の魅力をしっかりと発信し続け、志を同じくする同士を一人でも多く集め「明るい豊かな社会」の実現に向けて会員拡大に心血を注いで行きましょう。




【「豊か」なまちづくり】

私は生まれてから高校卒業までをここ高梁で生活しておりました。
豊かな自然と懐かしい風情漂うこのまち並みが私は大好きで、この高梁に生まれ育ったことをいつしか誇りに思うようになった程です。  
昔と変わらない豊かな自然が広がる一方で、劇的な社会経済状況の変化は人々の生活に関する価値観の多様性をもたらし、少子高齢化や過疎化・地域格差に始まり犯罪の増加や近年の異常気象による災害発生の不安に至るまで、数えきれない問題や不安要素の影をこのまちに落としているように見えます。
 
様々な諸問題を抱えるこのまちを、「経済的豊かさ」だけでなく「こころの豊かさ」をも育むまちであるべく私たち高梁JCはどうあるべきか。自分たちが出来ることは何かを真剣に考え、地域社会や行政・関係諸団体など様々な社会の構成メンバーと必要な連携を図りながら地域力向上と青少年の健全育成のために我がまち高梁と向き合い、青年会議所ならではの活動や事業を通じて地域社会の「豊かな」まちづくりに積極的に努めて参ります。




【結びに】

積極果敢とは、与えられた課題をこなすだけではなく、「ここが問題ではないか」「こうすればもっと良くなるのでは」と考え、誰よりも先に取り組む姿勢ではないかと思います。
自分が真っ先に行動する、というのはとても勇気のいる事でしょう。
しかし若いわれらには「自分が先頭に立って社会を変えるんだ!」ぐらいの気概が必要です。既成概念に捉われず積極果敢に行動を起こすリーダーシップが価値のある明るい未来を切り拓くのだと信じ、メンバーと共に10年後を見据えた確かな一歩を踏み出す2012年度にして行きます。




【基本方針】


  • 1.創立40周年記念式典・祝賀会および記念事業の実施
  • 2.未来へ繋ぐ会員の増強
  • 3.真摯な情熱と確固たる信念を持ったJayceeの育成
  • 4.まちの未来を担う子供たちのための青少年育成事業の実施
  • 5.愛する郷土を思いやるまちづくり事業の実施
  • 6.日本・中国地区・ブロック協議会主催各種事業への参加
  • 7.一般社団法人移行への対応

Category: 理事長所信